心地よいスタート
2016年03月03日10:28

いきなりiPadに不具合が生じ、ネット閲覧の調子が悪くなった。
新年早々だが、修理に出すか?と思ったが、
良く見ると、ワンキータッチで復元することができるとある。
やってみるか。
所定のアイコンをワンクリックのあと、しばらく待つと
データーを喪うことなく、ものの見事に蘇った。
まるで悪いところが瞬時の、お祓(はら)いによって浄まったような感覚だった。
そういえば、昨年、様々な不運が舞い込んできたという知人が、
今年は良い年になることdiamond coralを願って
「お祓いをしたい」と言っていたが、
このようなリセットを期待しての言葉だったのだろう。
お祓いという発想は、他国で聞くことはない。
日本独特のものであるようだ。
榊(さかき)か御幣(ごへい)で祓ってもらうと、
どこか、憑(つ)き物や穢(けが)れが祓われたような気持ちになる。
日本語の語源を辿ってみると
「お祓いと支払いは同じもの」であるという。
物を手に入れる行為は、その物に付着している恨みや穢れも同時に受け入れることになる。
それでは、物を得ることで、かえって害を及ぼすことになるので、
その付着物を取り去る行為が「支払う」ということらしい。
「払う」ことがなければ、「お祓い」が済搬屋んでないことになる。
そういう観点で見ると、
昨年、9月から始まった、アメリカでの、いわゆるウォール街の抗議デモは、
12月初旬に強制退去を受けて収束した形になった。
本当の意味で、「祓い」が済んではいない。
こういった物は、再び完済まで禍根を残すことになる。
知人ではないが、
新年を迎え、新たな年としてリセットするために、
今一度、身の回りを見詰めなおして
「祓い」を意識する必要があるように思えてくる。